奄美大島の特産である大島紬。大島紬村は、本場の大島紬の製造現場の見学や泥染め体験などができます。
大島紬の泥染め
泥染発祥の地:天の川伝説
大島紬は天の川で染められます。
その昔、この赤尾木の地に天から白馬が降り立ち美しい湖が出来ました。ここから湧き出る水が不思議な事に絹衣を光沢のある褐色に染めたと言い伝えられています。天の川から(天馬)彗星が降下したとき、隕石の細い粒子が土となり大島紬のやわらかいしっとりとした風合いが女人の肌のような輝きをもたらす独特の染色技法を生み天智天皇(西暦661年)の頃、梅染め桃染めなどと共にテーチィ木(車輪梅)染めが盛んに行われ今なお奄美古代泥染として現代に受け継がれ我が国の世界に誇る国宝的文化遺産となっている。
大島紬の染色法
泥染(シャリンバイ泥染色)
シャリンバイはバラ科に属する潅木で亜熱帯地方の山野、海辺に自生する植物である。奄美の方言でテーチ木、学名ラフ材、レプシスウンベラタマキノと呼ばれている。
シャリンバイ染色は、シャリンバイの煎出液と泥土に含まれている鉄塩類の媒染によって独特のしぶみのある黒色に染色されることが特徴である。古くから受け継がれた染色法である。シャリンバイ液のカテコールタンニン色素と少量のカテキンが含まれており、この染液と泥土の中の鉄塩類が水に不溶性の化合物を絹糸の上に造ることにより染色される。
おお〜〜これが泥染めの作業ですねっ!!!
大島紬の手織り
大島紬の製造工程
● 締機(しめはた)ー 絹糸に絞りを入れる大変重要な作業
● 車輪梅染め ー シャリンバイの木から抽出した染料で絹糸を染める作業
● 泥染 ー 本番奄美大島紬の美しい光沢のある黒を出す大変重要な作業
● 捺染 ー 時代のニーズにより進化してきた本場大島紬、絹糸に色を入れる作業
● 手織り ー 女性の手によって細かい点と合わせて織り上げる作業
大島紬村の工場見学
本場奄美大島紬の織元(生産メーカー)の製造工場が併設。全工程をあ熱帯雨林の庭園を眺めながら見学
所要時間:約25分
入場料:大人500円・子供250円
最終受付:16:30まで
お土産品販売もあります!
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大島紬、素敵ですよね〜〜
しかし本場は高い!!コースター1枚すらも手が届かないお値段でした〜〜
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