国立天文台:野辺山宇宙電波観測所で宇宙に思いを馳せる

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八ヶ岳の麓、野辺山にある国立天文台

野辺山電波観測所

野辺山のよく晴れてカラッとした気候と、周囲を山に囲まれて都会からの電波を遮る環境は、宇宙電波の観測にぴったりだそうです。

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電波観測所の見学は無料

国立天文台野辺山電波観測所入口

入口で受付をします

  • 公開時間:8:30 〜 17:00
  • 見学の所要時間は1時間程度。
  • 年末年始を除き毎日見学可能
  • 広い駐車場有、無料
とんすけ
とんすけ

受付にある端末で、どこから来たか?人数などを入力するよ

 

携帯電話の使用は禁止

 

国立天文台野辺山電波観測所アンテナ

この看板から先は携帯使用禁止だよ

スマホや車の衝突防止レーダーなどが出す電波は暮らしを便利にしますが、観測の障害にもなります。

国立天文台では、総務省や産業界と協力してそれぞれが必要な電波を棲み分け、科学と産業の両立を図っています。

観測所ないの「携帯電話禁止エリア」では、機器の電源を切るか機内モードにしましょう。

とんすけ
とんすけ

機内モードにしてスマホで写真を撮ったよ

 

6台ある!ミリ波干渉計

 

国立天文台野辺山電波観測所ミリ波干渉計

これぞ!パラボラアンテナ!!

国立天文台野辺山電波観測所ミリ波干渉計裏側

裏側もかっけー

アンテナの直径は10m。6台の望遠鏡をケーブルでつなぎ同時に観測して電波を合成することにより、最大で直径600mの電波望遠鏡に匹敵する、同じ解像度のシャープな電波写真を作り出し、観測ができます。

主に、天体の様子を細かく観測することに威力を発揮してきましたが、2010年科学運用を終了しています。

6台のアンテナは観測の目的に応じて並べ替えてステーションに移動します。レールに乗って移動するのです。

電波は地下を通って観測室へ運ばれます。

野辺山で観測する天体

国立天文台野辺山電波観測所看板

こんな素敵な天体が観測できる

野辺山では、宇宙から届く電波(ミリ波・センチ波)を観測することにより、星の材料となるガスやちりの分布、宇宙にある分子、太陽の活動など調べています。

観測の対象は、身近な天体である太陽から何万光年もかなたの銀河まで多岐に渡ります。

宇宙から届く電波は、目には見えない新しい宇宙の姿を描き出しています。

45m電波望遠鏡:ミリ波観測では世界最大級

直径が45mもある巨大な電波望遠鏡。

非常に弱い電波もとらえる超高感度の望遠鏡です。天体からの電波は昼間でも受信できます。野辺山電波観測所では、大気が澄んで受信状態が良くなる寒い時期に集中して観測を行っています。観測シーズン中は24時間体制です。

宇宙の電波を観測すると何がわかるの?

光学望遠鏡は、星や銀河のように光を放つ天体を捉えます。しかし、宇宙には光を出さない低温のガスやちりが漂っていて、この中には星の材料や生命の元になる物質が隠されていると考えられています。星間物質は物質ごとに異なる周波数の電波を放っており、この電波を受信するのが電波望遠鏡です。

電波望遠鏡では、見えないガスや塵が集まっているところを観測でき、より深く宇宙の姿を見ることができます

国立天文台野辺山では電波を観測することにより、宇宙の謎を解き明かすのです。

電波ヘリオグラフが84台並ぶ

国立天文台野辺山

おもちゃと思ってた!

オブジェだと思ってたら〜モンモノの電波望遠鏡だった。

84台のアンテナをつないで太陽の画像を撮る電波望遠鏡。2020年に運用は終了しています。なんだ、じゃあ飾り物だ。

国立天文台野辺山宇宙電波観測所観測所所在地

国立天文台野辺山外観

創設当時の観測所

昔はピカピカだった?

 

 

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